京都文藝復興倶楽部 令和元年「10月サロン」

京都文藝復興倶楽部 令和元年「10月サロン」

Kyoto Renaissance Club Salon

2019年10月5日 

当倶楽部では、毎年京都文藝復興倶楽部サロンを開催させて頂いております。このサロンは、幹事持ち回りで開催場所を選定し、3ヶ月に1度開催しております。

令和元年10月5日(金)、京都造形芸術大学にて、京都文藝復興倶楽部 令和元年第一回サロンが開催されました。

本年度第1回目は、京都文藝復興倶楽部の会員でもあります、小筆凰外氏に制作指導をお願いし、自分だけのオリジナル花押を制作して頂きました。

また、ワークショップ終了後は、瓜生館1階「カフェ ヴェルディ」にて、懇親会を開催しました。

花押は、署名者本人と他社とを明確に区別するため、次第に自署が図案化・文様化していき、特殊な形状を持つは直しが生まれたとされています。

日本では平安時代中期(10世紀ごろ)から使用され始め、判(はん)、書判(かきはん)などとも呼ばれ、江戸時代まで盛んに用いられたものです。

開催日:2019年10月5日(金)18:00~
場 所:京都造形芸術大学  京都造形芸術大学 カフェヴェルディ

― 小筆凰外さんからのメッセージ ―

花押自体は、皇族、内閣、僧侶など現代においても水面下では重要視されています。これを持たないと内閣では決議できない事項もあるくらいなのですが、そんな重要事項はわたしたちの目に触れる事はまずありません。そして必要とする人は自分で作る事が困難とういう前提で、高額ですがその制作が可能なところに依頼する。そのスタンスが一般的です。
私が花押を指導するのは、高額を払ったのに与えられた書判が好きではない、自分の名前や屋号からカッコイイ花押を創りたい、そんな方のために始めたことなのですが、この現代においてオリジナリティが重要であると認識し印鑑の普及にて廃れた花押が美しく唯一無二のものであることを知ってもらうためでもあります。
京都文藝復興倶楽部会員の中には、これまで花押ワークショップを受講されている方もおられますが、花押をいくつか使いこなすのもこれまた良いものです。
花押は基本漢字で作りますが、ひらがな、カタカナは漢字に変換しますのでそれも可能です。また当日は墨と筆を使い制作していただきますので、万が一墨が付いても許せる洋服での参加をお願い致します。デッサンに使用するのは普通のコピー紙です。筆も墨もコピー用紙も全て用意致しますので、参加者の方は、持ち物などは何も必要ありません。 皆さんで楽しいひと時を過ごせるよう楽しみにしております。

      凰外  



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