information > 2008年9月14日(日)京都市・パリ市姉妹都市盟約締結50周年記念・日仏交流150周年記念 シンポジウム「月かげの交響」
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京都市・パリ市姉妹都市盟約締結50周年記念日仏交流150周年記念シンポジム「月かげの交響〜フランスと日本 京都とパリ〜」
京都市・パリ市姉妹都市盟約締結50周年記念日仏交流150周年記念シンポジム「月かげの交響〜フランスと日本 京都とパリ〜」
日時:平成20年8月2日(土) 10:00‐(受付9:30‐)
概要
本年は、京都市がパリ市と初めての姉妹都市として友情盟約を締結してから50周年を迎えます。加えて、日仏友好150周年をいう記念すべき年でもあります。そこで、この度、日仏交流に尽力されたポール・クローデル氏及び稲畑勝太郎氏にゆかりの深い「何(か)有(ゆう)荘(そう)」において、記念シンポジウム及びレセプションを下記のとおり開催します。なお、レセプションには、門川京都市長のほかパリ市副市長コロンブ・ブロッセル氏が出席されます。

※何有荘とは…
何有荘は、東山を借景とし、京都市街を一望できる傾斜地を持つ約6千坪の池泉回遊式庭園。庭園内を流れる滝や池の水は、琵琶湖疏水から直接取り入れている。この地は元々、旧南禅寺境内に属し、江戸時代の塔頭(正因庵・寿光院・大寧院)の跡地で、明治維新後に民有地となった後、明治38年に稲畑勝太郎氏がこの地を所有した。 稲畑氏は7代目小川治兵衛(植治)に作庭を命じ、この邸宅を「和楽庵」と名付け、この「和楽庵」を明治・大正・昭和にかけて内外の要人が訪ねる京都の社交場として活用。昭和28年に宝酒造の大宮庫吉会長が「和楽庵」を譲り受け、“何か有るようで何も無い”という禅の言葉から「何有荘」と改名。大宮氏は文化人としても活躍され、「何有荘」を関連業界や各種文化活動の面での交友の場として広く活用された。
和館は数寄屋建築の名手であった棟梁・八木甚兵衛 、洋館は「関西建築界の父」とも言われる、近代日本を代表する建築家・武田五一によるものである。現在は株式会社津多家所有。
日  時: 
場  所: 
主  催: 
共  催:
後  援:
協  賛:
平成20年9月14日(日)午後3時から午後8時30分まで
何有荘(左京区南禅寺福地町46,地下鉄「蹴上」駅下車徒歩3分)
京都市、関西日仏学館、京都文藝復興倶楽部
京都造形芸術大学
京都商工会議所、京都経済同友会、 源氏物語千年紀委員会
株式会社津多家
タイムスケジュール
◆13:30〜開門
◆15:00〜19:00




◆19:00〜20:30

シンポジウム 司会:京都文芸復興倶楽部幹事 生田敦夫
1.基調講演(15:00〜16:00)
講演者:関西日仏学館・ヴィラ九条山館長 ジャン=ポール・オリヴィエ
2.パネルディスカッション(16:30〜18:45)
コーディネーター:京都文芸復興倶楽部代表幹事 芳賀 徹
レセプション・パーティー
シンポジウムについて
時  間: 

場  所: 
出席者: 
趣  旨:

午後3時から午後4時‥@基調講演
午後4時30分から午後6時45分‥Aパネルディスカッション
何有荘 本堂
招待者約100名
京都とパリ、日本とフランスの架け橋となった稲畑勝太郎の旧宅「何有荘」において、これまでの交流の歴史を辿るとともに、互いの精神性や美について、さらなる理解と交流を深める。
イベント内容
1.基調講演
講演者:
テーマ:
概 要:
関西日仏学館・ヴィラ九条山館長:ジャン=ポール・オリヴィエ
京都における日仏交流〜稲畑氏とクローデル〜
京都府初の公式留学生としてフランスで染色技術を学んだ実業家、稲畑勝太郎。そしてフランス駐日大使であり、詩人・戯曲家でもあったポール・クローデル。彼らの友情で設立された関西日仏学館にまつわるストーリーを中心に、京都における日仏交流の歴史と現在、今後のビジョンを語る。
2.シンポジウム
コーディネーター:
パネリスト:



概 要:
京都文芸復興倶楽部代表幹事:芳賀 徹
作家・2008年ヴィラ九条山レジデント:ミュリエル・バルベリ
映画監督・ヴィラ九条山 元レジデント:ジャン=シャルル・フィトゥッシ
京都造形芸術大学准教授:林 洋子
国際日本文化研究センター教授:白幡洋三郎
中秋の名月の下、小川治兵衛が作庭し、武田五一が洋館を設計した「何有荘」からインスピレーションを受けながら、月、庭、文学、演劇、建築、装飾、ファッション、食などをキーワードに日本とフランスについて語合い、さらなる交流の絆とする。
レセプションについて
時  間: 
場  所: 
出席者: 

午後7時から午後8時30分
何有荘 庭園
京都市長 門川大作
パリ市副市長 コロンブ・ブロッセル
シンポジウムの出席者

資料 パネリスト プロフィール
ミュリエル・バルベリ(Muriel Barbery)
作家。カサブランカ(モロッコ)生まれ。2007年までバス・ノルマンディー地方小中学校教員養成短期大学 サン=ロー校哲学教師。2008年ヴィラ九条山レジデント。2000年フランス最優秀料理小説賞受賞作「至福の味」、2006年「優雅なハリネズミ」など。第3作目となる小説では、日本の庭園を題材にする予定。
ジャン=シャルル・フィトゥッシ(Jean-Charles Fitoussi)
映画監督。1970年トゥール生まれ。ポリテクニーク理工学院、パリ第1大学パンテオン=ソルボンヌ哲学科、パリ第8大学パリ=ベルヴィル建築学院を経て、1996年から映画監督ストローブとユイレの「今日から明日へ」等4作品に携わる。2002年長編第1作「私が存在しない日々」を発表。2006年「ローマ王のための夜想曲」をカンヌ国際映画祭批評家週間に出品。2002年からフランス国立映像音響学院(FEMIS)で映画制作及びシナリオ執筆を担当。
林 洋子
京都造形芸術大学准教授。文学博士(パリ第一大学)。 2003-2006年国際日本文化研究センター客員助教授。主な研究対象は両大戦間のパリを巡る文化交流。戦前のエコール・ド・パリにあって東洋人として例外的に名声を勝ち得た、藤田嗣治についての著書「藤田嗣治 作品をひらく」が、2008年4月に出版された。
白幡洋三郎
国際日本文化研究センター教授。農学博士。専攻は造園学・産業技術史。
著書に「近代都市公園史の研究―欧化の系譜」、「プラントハンター―ヨーロッパの植物熱と日本」など。
※会場の準備の都合上,取材にお越しになる場合には予め次の連絡先へ御連絡くださいますようよろしくお願いします。様式は問いません。
〔連絡先〕京都市総務局国際化推進室 山ア・西
電話:075-222-3072 / FAX:075-222-3055 / メール:kokusai@city.kyoto.jp